当院について

埼玉県済生会鴻巣病院

埼玉県済生会鴻巣病院について

明治44年2月、明治天皇は「恵まれない人々のために施薬救療によって、済生の道を広く展開していくように」という「済生勅語」と基金を当時の内閣総理大臣、桂太郎に下賜されました。これをもとに桂総理が会長となり 恩賜財団 済生会が創立されました。以来、全国規模で医療の推進と社会福祉事業に取り組み、戦後、公的医療機関の指定を受け、組織を社会福祉法人に改め医療に貢献してきました。その中で鴻巣病院は、済生会唯一の精神科病院として、つねに日本の精神科の最前線で精神医療に携わっています。

理念

私たちは、「施薬救療」の精神に基づき、地域の人々の「心」を守れるよう、質の高い温かみのある保健・医療・福祉サービスを提供し、地域社会に貢献します。

基本方針

  • 私たちは、「済生」の心を大事にします。
  • 私たちは、患者さんの立場に立った良質な医療を提供するため、常に職員研修、教育を行い、自己研鑽に努めます。
  • 私たちは、他の医療機関、行政機関と綿密な協力関係を保ち、地域の公的中核病院としての役割を果します。
  • 私たちは、医療の安全・人権の尊重・信頼関係の構築を目指します。
  • 私たちは、誇りを持って働ける、温かい職場づくりを目指します。

施設案内

施設概要

施設長 関紳一
職員数 402名
病床数 379床
診療科目 精神科・内科
敷地 24,433.97m2
建造規模 鉄筋コンクリート地上6階、他
延面積 19,853.98m2

※令和2年4月1日現在

沿革

昭和25年06月 鴻巣市滝馬室1131に「川口済生病院分院」として開設

結核病床59床

昭和28年04月 「埼玉県済生会鴻巣病院」と改称
昭和31年10月 18床の精神科を併設
昭和39年02月 現在地(鴻巣市八幡田849)に土地(4,525㎡)を購入
昭和40年10月 本館(地上3階、地下1階)の新設工事(延2,731㎡が完成

診療科目は神経科、精神科(84床)、内科(58床)

昭和48年 新病棟(1,755㎡)増築
精神科213床、内科20床
昭和53年3月 開放病棟(社会復帰病棟、延2,392㎡)増築

落成記念式典に総裁高松宮宣仁親王殿下が御台臨

昭和55年 西病棟が完成 病床数350床
昭和61年 増築し396床となる
平成9年9月 老人保健施設 こうのとり、在宅介護支援センター こうのとり、精神障がい者生活訓練施設 夢の実ハウスを開設

精神科デイケア大規模施設、給食棟の新築移転

平成13年12月 本館(地上6階、延10,970㎡)の新築
平成14年 既存病棟の改修(地上2階、延3,088㎡)

認知症治療病棟48床、精神科急性期治療病棟51床、精神一般病床60床、精神療養病床220床の精神病床379床となる

平成18年1月 医療観察法に基づく指定通院医療機関に指定される
平成18年4月 地域包括支援センター こうのとりを開設
平成20年3月 医療観察法に基づく鑑定入院医療機関に指定される
平成22年4月1日 「埼玉県済生会鴻巣病院室料差額の減額又は免除の取り扱い要領」が定められた
平成24年9月1日 埼玉県認知症疾患医療センターに指定される
平成27年10月1日 新館地上4階、精神科救急外来が稼動開始
平成28年10月1日 電子カルテシステムが稼動開始
平成30年6月1日 サテライトクリニック(なでしこメンタルクリニック)を開設
令和2年4月1日 訪問看護ステーション 夢の実を開設

認知症治療、精神科急性期治療、精神科療養の機能別病棟を配置し、精神科一般病棟を加えて効率的できめ細かい精神科医療・看護を実践できるようになりました。埼玉県済生会鴻巣病院グループは、急性期の精神科医療から介護老人保健施設、社会復帰施設、地域ケア、在宅援助までの総合的な機能を有しています。